ETロボコン2018関西地区大会

独自勉強会ZERO 実施報告

開催日時
04/28(土) 10:00~17:15
開催場所
京都情報大学院大学 百万遍キャンパス
参加チーム数
23チーム
参加者数
75名 (参加者: 63名、実行委員: 12名)

実施内容

2018/4/28(土)にETロボコン2018関西地区 独自勉強会ZEROを開催しました。

本独自勉強会ZEROでは、

  • モデル・UML
  • プロジェクトマネジメント
  • 開発環境のスタートアップ
  • 要素技術

などを学ぶことが出来る、合計6セッションを開催しました。

スケジュール

10:10-11:05 午前1の部

【A-1】過去の事例紹介(10:10~11:05)

本セッションでは、昨年チャンピオンシップ(CS)に総合優勝した学生チームである”ぼちぼちぷらす”チームとアドバンストクラスCS大会出場のRSGチーム菱にプロジェクト事例の紹介を実施していただきました。

プライマリクラス出場チーム代表

後藤 聡文先生 (ぼちぼちぷらす,京都府立京都高等技術専門学校)

職歴のあるメンバーが多いことが学校としての特徴であり、毎年チームメンバーを入れ替え、ソースコードを引き継がない方針であること
学校内に常設されたロボコン専用開発部屋があること、
特別賞をめざし開発を進めたこと
モデリングチーム、試走会などで実施しているモデル相談室に持っていくことをマイルストーンに設定していたこと
7月までは要素技術としてはあえて倒立無しで要素技術を追求したこと
また、パラメータ設定としてはエクセルで設定して定義ファイルを自動生成するようにしたこと
エボルタを10万円分ほど消費したこと
メディア掲載としてKBSテレビで実演したことなどを報告していただきました
参加者からはソースを引き継がない利点などの質問がありました

アドバンストクラス出場チーム代表

岸元 智誉氏、佐伯 拓也氏(RSGチーム菱,株式会社菱友システム技術)

リーダー、モデル、制御、キャリブレーターと役割を分け開発したこと
デバッグツールとしてリアルタイムで走行体からデータを収集したり、パラメータを走行中に設定可能にできるツールを開発したこと
開発中はこのデバッグツールを使ったり、動画を活用し分析を進めたこと
また、モデルに関しては関係のない第三者にレビューしてもらうことの重要性を説明していただきました
参加者からは開発環境のことや、モーターの個体差などに関する質問がありました

11:15-13:00 午前2の部

【B-1】華麗なるUML入門
江見 圭司氏 (ETロボコン関西地区実行委員長, 京都情報大学院大学)

UMLの初歩として、クラス図(構造)、シーケンス図(振る舞い)、ユースケース図(機能)に関して、応用技術者情報処理試験の問題を題材に講義が進みました。
講義では、オブジェクト指向とデータベースの相性の良さ
メソッドを動詞で名称を決める点の重要性
オーバーライド、オーバーロード等の用語を英語の定義から解説
また、シーケンス図を書く前にクラス図を必ず書くようにすること
シナリオを記述することの重要性を説明しました

【B-2】プロジェクトマネジメントことはじめ(入門編)
岩本 康宏氏 (ETロボコン関西地区実行委員, (株)コア 関西カンパニー)

プロジェクトマネジメントに関し
プロジェクトテーマ選定の重要性をETロボコンの活動でどうとらえるか、という点
様々な開発プロセスの紹介、
プロジェクトマネージャーがすべきことと
必要なアウトプット、
これを助けるツールや手法の紹介をしました。

14:00-15:30 午後1の部

【C-1】モデルからコードへ
野口 貴弘氏 (ETロボコン関西地区実行委員)

UMLで記述されたモデルをC++コードへ変換するためのコーディング基礎技術と変換作法について紹介しました。
併せて、より実践的な、読みやすいソースコードを書くためのテクニックにも触れました。
※ソースコードは、ETロボコンで使用率の高いC++を用いました。

【C-2】早く走るための要素技術
小島 崇氏 (ETロボコン関西地区技術委員長、(株)ジェイテクト)

競技で結果を出しているチームが採用している要素技術を解説しました。
PID制御と曲率走行、これに合わせて、カーブ等複雑な地形を早く走るためのテクニック
位置推定のいくつかのテクニック(コースのデータ化など)
またバッテリーとモータ入出力の関係
電池ケースを増設した電圧の確保方法
ラインをトレースしない走行や
コースの自作方法など紹介しました。

15:45-17:15 午後2の部

【D-1】オブジェクト指向の実装のカラクリとソフトウェア開発で必要となるObjectの意味と認知心理学から見たオブジェクト指向の正しい考え方
岩橋 正実氏 (ETロボコン関西地区実行委員)

オブジェクト指向

要求をどのように分解整理すると理解しやすくなるのか、
抽象化とは何か、ソフトウェアの開発工程含めて、
整理する技術、定義する技術、変換する技術について紹介しました。

また、物体の認識するための、その役割や価値の重要性を、人間の認識能力の実験で体感しました。
この実験を通じて、オブジェクト指向の考え方を説明しました。

17:15-18:00 交流会

勉強会終了後、同じ会場で交流会を開催しました。(参加者 実行委員12名、参加者7人)
本日のセッションの感想や質問、関西大会への意気込みや課題などで、短い時間でしたが話題は尽きませんでした

以上です。